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RIMSCOPE

判断支援ソフトウェア

RIMSCOPEは、弊社の最初の製品となる判断支援ソフトウェアです。取得したい情報、トリガー条件、実行するアクションを台帳に登録すると、観測データが条件に一致したときに人へ行動を提案します。判断と結果の評価からAIが台帳の見直し案を作り、人が承認すると台帳が更新されます。現在の対応データは衛星観測(Sentinel-2)です。人が記録した値や他システムの値も、観測として扱えます。

デモを操作する

03 / PRODUCTWATCH / TRIGGER / ACTION

LIVEDEMO

RIMSCOPEを、ブラウザで操作する。

製品と同じ画面を、ブラウザでそのまま操作できます。同梱のサンプル台帳を使って、観測の取得、条件の判定、行動の提案、判断と評価の記録までをお試しいただけます。

  • 観測データSentinel-2の実データを、Earth Searchから取得して計算します。
  • 記録このブラウザ内にだけ保存し、サーバーには送りません。
  • AI機能公開デモでは利用できません。AIに頼む機能(記述からの入力、編集の依頼、評価からの見直し案)は、デスクトップ版で使えます。
RIMSCOPE / PUBLIC DEMO 記録はこのブラウザ内に保存されます。AI機能はデスクトップ版で利用できます。 新しいタブで開く

サンプル台帳「サンプル地点の草刈りタイミング」を読み込んで起動します。

  1. 01「観測を更新」で衛星データを取得します
  2. 02条件に一致すると、行動の提案が出ます
  3. 03提案に対する判断を記録します
  4. 04「結果と理由を記録」で結果を評価します

観測の取得には数十秒かかることがあります。地図には国土地理院の地理院タイルを使っています。衛星データはCopernicus Sentinel-2のデータをElement 84 Earth Search経由で取得し、範囲内の植生指数を計算します。

01

条件に一致したときだけ、人に行動を提案する

OVERVIEW

取得したい情報、トリガー条件、実行するアクションの3点を、1件の台帳として登録します。観測データを取得して条件と照合し、一致した場合だけ台帳に書いた行動を人に提案します。

提案に対する判断は、人が行います。実施後に結果を評価し、評価がたまるとAIが台帳の見直し案を作ります。人が承認すると、台帳は次の版(v+1)に更新されます。

RIMSCOPEは、提案、判断、評価、改訂の履歴を蓄積し、判断の基準を見直し続けるためのソフトウェアです。記録はローカルのJSONファイルに保存します。地図には国土地理院の地理院タイルを使い、対象地点は日本国内を想定しています。

02

台帳の3項目

LEDGER

台帳は、取得したい情報、トリガー条件、実行するアクションの3点で構成する単位です。観測値、提案、判断、評価は、台帳とは別の記録として残します。例には、同梱のサンプル台帳「サンプル地点の草刈りタイミング」の記述を使っています。

WATCH / 取得したい情報

何を、どこで、どのデータで確認するか。データソース、指標、範囲内の集計、対象(地点と半径、または場所の名前)、判定に使う期間を定義します。

EX東京都・代々木公園の対象地点(緯度35.6717、経度139.6949)を中心とする半径50mの範囲について、Sentinel-2衛星で観測できるたびに植生の生育状況(NDVI)を確認したい。

TRIGGER / トリガー条件

どの観測値がどうなったら提案するか。値または変化量の条件を置き、連続回数、比べる基準、条件のまとめ方、提案する月、同じ提案の間隔を定めます。

EXNDVIが0.30以上の観測が2回続いたら、草が伸びてきたとみなす。または、前回草刈りをした後の最低値から0.05以上上がったら、伸びてきたとみなす。同じ提案は14日以内には繰り返さない。

ACTION / 実行するアクション

条件に一致したとき、誰に何を提案するか。提案文、行動の名前、担当、実施の目安(日以内)、手順を定義します。

EX草刈りを提案する。担当は圃場管理担当で、提案から7日以内に実施する。実施前に現地で草丈を確認する。

各項目は、自然言語の記述と、実行される定義の両方を持っています。保存すると版が上がり、変更点が履歴に残ります。

03

判断のループ

DECISION LOOP

RIMSCOPEは、次の8手順を繰り返します。提案、判断、評価、改訂は、すべて記録に残ります。

  1. 01台帳を登録する取得したい情報、トリガー条件、実行するアクションを登録します。画面の入力欄で作るほか、記述からAIに入力させることもできます。
  2. 02観測を取得する「観測を更新」を押すと、Element 84 Earth Search(STAC)でSentinel-2のシーンを検索し、範囲内の指数を計算します。手入力・外部投入の値は、「値を記録」で加えます。
  3. 03観測値を条件と照合する観測値を、閾値、基準値からの変化量、連続回数と照合します。品質条件を満たさない観測は、判定から除きます。
  4. 04条件に一致した場合だけ提案する台帳に書いた行動を、担当と実施の目安とともに提案します。提案は条件判定の結果で、AIの判断ではありません。停止中の台帳と、提案する月の外では提案しません。
  5. 05 / HUMAN人が判断する提案に対して、実施する、あとで、不要のいずれかを選びます。提案が自動で実行されることはありません。
  6. 06結果を評価する役立った、早すぎた、遅すぎた、不要だった、別の行動をとった、判断できない、のいずれかを選び、実際にとった行動と理由を記録します。提案がなかったのに行動が必要だった場合は、見逃しを報告できます。
  7. 07AIが台帳の見直し案を作る評価と観測の推移をもとに、条件と行動の改訂案を作ります。いまの版との変更点と、見直しの理由も示します。
  8. 08 / HUMAN人が承認して台帳を更新する承認すると、台帳はv+1になります。承認するまで台帳は変わりません。編集画面で調整してから保存することもできます。

評価の件数は、記録の集計として表示しています。精度の評価としては扱いません。観測値は、衛星データから計算した「実データ」と、人が記録した「手入力」を区別して履歴に残します。

04

主な画面

SCREENS
S.01 / TODAY

今日

「確認したいこと」に台帳ごとの状態を、「今日の提案」に条件に一致した提案を表示します。最新の値、条件、指標の推移、対象範囲の地図も並びます。「観測を更新」「値を記録」「見逃しを報告」と、「判断を振り返る」での結果の記録も、この画面で行います。

S.02 / LEDGER

台帳

台帳の一覧と内容を表示します。「新しく登録」「編集」で編集画面を開き、「停止する」「再開する」で判定を止めたり戻したりできます。「改訂の履歴」には版ごとの理由と変更点が、「この台帳の実績」には提案と評価の件数が表示されます。

S.03 / HISTORY

履歴

台帳が出した提案、人の判断、結果の評価、台帳の改訂を、新しい順に並べて表示します。見逃しの報告も同じ列に残ります。

S.04 / SETTINGS

設定

「基本」「表示設定」「AI」「観測データソース」「マニュアル・ドキュメント」「ファイルの場所」の6区分があります。記録者名、表示モード、AIの接続先とモデル、データソースの品質条件、参考にする文書を、画面から変えられます。

05

条件の設計

CONDITION DESIGN

条件は、単発の観測値の大小だけでなく、連続回数と基準値からの変化量でも設計できます。値の条件では、最新の観測値を閾値と比べ、指定した回数続けて満たしたときに一致とします。変化量の条件では、最新の観測値と比べる基準との差を、閾値と比べます。

観測データソースと指標

SOURCES AND METRICS観測データソースと指標
データソース指標解像度と頻度内容
Sentinel-2 L2A(Earth Search)植生指数(NDVI)10m、約5日ごと近赤外と赤の正規化差分。草や作物の生育量の目安。
Sentinel-2 L2A(Earth Search)水域指数(NDWI)10m、約5日ごと緑と近赤外の正規化差分。水面や湿潤の目安。
手入力・外部投入自由に設定記録したとき人が記録した値や、他システムから受け取った値。対象は場所の名前で指定する。

条件の設定項目

PARAMETERS条件の設定項目
項目選べる値内容
種類値/変化量値は最新の観測値を、変化量は最新の観測値と比べる基準との差を、閾値と比べる。
比較以上/以下閾値以上で一致とするか、閾値以下で一致とするか。
連続回数回数値の条件で使う。最新の観測から続けてこの回数満たしたとき、一致とする。
比べる基準5種類変化量の条件で使う。直前の観測、前回の行動以降の最小値・最大値、期間内の最小値・最大値から選ぶ。
条件のまとめ方いずれか/すべて複数の条件のうち、いずれかを満たしたら一致とするか、すべてを満たしたら一致とするか。
提案する月月ごと選んだ月だけ提案する。選ばなければ通年。
同じ提案の間隔日数条件に一致し続けても、この日数のあいだは同じ提案を繰り返さない。
判定に使う期間日数観測の検索と判定に使う過去の期間。衛星データソースでは既定120日、最大365日。

判定の状態

VERDICT STATES判定の状態
状態区分意味
条件に一致判定条件を満たしている。提案を作るのは、提案する月の内側で、同じ提案の間隔をあけていないときだけ。
監視中判定判定できる観測はあるが、条件を満たしていない。
観測が不足判定連続回数に届く観測や、比べる基準になる観測が足りない。
データなし判定判定に使う期間に、使える観測がない。
時期外判定条件には一致したが、提案する月の外にある。
停止中判定台帳を停止している。判定と提案を行わない。
未取得判定衛星データソースの台帳で、観測をまだ取得していない。
提案あり提案提案が出ていて、まだ判断していない。
あとで確認提案「あとで」を選び、判断を保留している。提案は残る。
結果待ち提案「実施する」または「不要」を選び、結果の評価を待っている。
見直し待ち提案評価または見逃しの報告があり、台帳の見直しに使われるのを待っている。

衛星の観測には、品質条件を設けています。既定では、シーン全体の雲量が80%を超えるシーンは、画像を取得しません。範囲内で有効な画素の割合が60%に届かない観測は、判定から除きます。有効とするSCL(シーン分類)は、植生、非植生、水、未分類の4つです。除外した観測は「品質条件で除外」として件数を表示します。品質条件は、設定画面で変えられます。

指数は有効な画素だけで計算し、範囲内の平均を観測値とします。単純平均のため、範囲に道路や建物が含まれると、その値も混ざります。

06

AIの役割

AI ASSIST

AIは、台帳を作る、直す、見直す作業を補助します。提案を出すのは条件判定です。AIの出力は、人が確認して保存または承認するまで台帳に反映されません。

  • A.01記述から台帳を組み立てる3項目の記述を書いて「下の記述からAIで入力」を押すと、AIが残りの欄を埋めます。AIが補った値は「AIが補った前提」に表示されます。
  • A.02「AIに頼む」で編集する変えたいことを言葉で書くと、AIが画面の入力欄に順に書き込みます。人が内容を確認して保存するまで、台帳は変わりません。
  • A.03評価から見直し案を作る評価と観測の推移をもとに、条件と行動の改訂案を作ります。承認するまで台帳には反映されません。
  • A.04マニュアルを参考にする設定で登録した作業手順書や基準書から、関連する部分を抜き出して参考にします。対応形式は、txt、md、csv、Word、Excel、PowerPoint、PDFです。

AIの接続先は、この端末で動くOllamaか、OpenAI、Anthropic、GoogleのクラウドAPIから選べます。APIキーは設定フォルダのsecrets.jsonにだけ保存し、記録、画面、AIへの依頼には含めません。

クラウドの接続先を選ぶと、AIへの依頼のたびに、台帳の内容、観測値の要約、参考マニュアルの抜粋が外部に送られます。社外に出せない情報を扱う場合は、Ollamaを選んでください。公開デモでは、AIは使えません。

07

設計の方針

DESIGN PRINCIPLES
  • P.01提案は推薦にとどめ、自動では実行しない提案は人への推薦です。提案と行動の間に人の判断を置き、外部の操作を自動では実行しません。
  • P.02AIの案は、人が承認するまで台帳に反映しないAIが作った台帳案と改訂案は、人が保存または承認したときだけ反映します。AIの出力には、「AIが入力」「AIの見直し案」「AIが補った前提」と明示しています。
  • P.03由来の分かる値だけで提案する観測値には、シーンID、観測日時、計算方法、有効画素数、除外理由を残します。取得や解析に失敗した観測から、値を作ることはありません。
  • P.04手入力の値と衛星データの値を区別する人が記録した値と衛星データから計算した値は、区別して記録し、表示します。
  • P.05実績の件数を精度として表示しない台帳ごとの提案と評価の件数は、記録の集計として示しています。条件判定の結果は、AIの判断として表示しません。
  • P.06記録をローカルに保存し、操作を監査ログに残す記録はローカルのJSONファイルに保存し、操作は監査ログに残します。過去の提案には提案時点の台帳の写しを保存し、改訂で書き換えることはありません。
08

今後の展開

ROADMAP

台帳、判定、提案、評価、改訂の基盤は、データソースに依存しません。データソースは、コネクタとsources.jsonの定義で差し替えます。衛星以外のデータソースも、コネクタを加えれば同じ台帳の形式で扱えます。

手入力・外部投入は、倉庫の数量や巡回記録など、衛星以外の情報源の受け口です。観測の取得は、「観測を更新」を押したときに行います。定期的な取得と通知には、今後対応します。

RIMSCOPEについてのご相談

RIMSCOPEの導入検討、共同研究、実証のご相談を受け付けています。まずは概要のみでも構いません。

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出典表示

DATA SOURCES

地図:出典:国土地理院 地理院タイル(シームレス空中写真)

衛星データ:Contains modified Copernicus Sentinel data, processed by Element 84 Earth Search

航空写真は、場所の確認と範囲の指定に使う背景です。撮影日は地域ごとに異なり、Sentinelの観測画像ではありません。